現代の若者へ次ぐ「スマホを捨てよ、本を読もう」
こんにちは。
気付けば前回の更新から随分時間が経ってしまってました。
日本はもうすっかり冬、雪も降ってるとか。
年中、季節が夏のタイにいると、冬のツンとした匂いもモコモコした冬服も、ストーブの上のやかんからのぼる湯気も全部恋しいです…
私は近頃、寝るまでの少しの時間、こつこつと本を読むことに時間を費やしています。
元々昔から本を読む事は好きだったのですが、時間がないとか仕事が忙しいとかを言い訳に買った本を眠らせてしまうことも多くありました。
(もはや本をAmazonで買う事が趣味になっていた…)
今回は、そんな読書好きが独断と偏見を持って最近読んだ本を勝手にオススメする「スマホを捨てよ、本を読もう」をお送りします。
人恋しくなる冬に読みたいエモーショナル本
「ボクたちはみんな大人になれなかった」燃え殻
最近、読んだ中では断トツに心に響いた。
誰にだってきっと忘れられない過去の恋人がいるはず。
その恋人を思い出すスイッチみたいなものって、ひとつやふたつあるんじゃないでしょうか?
音楽だったり、匂いだったり、本だったり、場所だったり…
作者の当時の思い出となった90年代のサブカルチャーと決して可愛くはなかったけれど、初めて自分より好きになった人との思い出をリンクさせながらストーリーが進んでいく。
忘れることが出来ずに時間が過ぎてしまい大人になり切れなかった作者のたった一人に向けたラブ・ストーリー。
読み終わった後の何とも言えない切なさが、冬の夜にひっそり読むにはちょうどいい一冊。
日常に刺激が足りない、そんなあなたに贈るスリリング体験。
「バッドカンパニー」「オーバーキル バッドカンパニー2」深町秋生
伊坂幸太郎のグラスホッパーや石田衣良の池袋ウエストゲートパークシリーズが好きな人なら必ずハマる。
護衛・誘拐・人殺し・何でもアリのぶっ飛んだ人材派遣会社で巻き起こるキチガイ達の日常。
一度読み始めたら、ページを捲る手を止める事が出来ないくらいの疾走感で一気に読める。
ストレス社会で日々鬱々しているあなたに是非読んでもらいたい。
現実離れしたアウトローな世界、ちょっぴり覗いてみたくないですか?
恋愛をこじらせ、現代を諦めた大人達の集まる会社を描いた共感を呼ぶ絶望系コメディ漫画
「来世ではちゃんとします」いつまちゃん
これツイッターで"わかりみしかない"と話題になっていて気になっていました。
どっしり重い拗らせ男女の性の話を4コマ漫画でさらりと描いている。
アラサー世代の男女5人がきちんと生きようともがいている様が痛々しくも共感してしまう。
独身社畜系女子には刺さりすぎて他人事には思えず地味に精神的ダメージを食らっちゃうけど笑っちゃう。
来世に期待するしかない現在進行形の拗らせアラサー世代必見の1冊。
今回は最近読んだジャンルの違う新刊3冊を紹介しました。
紹介した本が人生の為になるかと聞かれれば、うーん…と悩んでしまいますが、日常の息抜きにはぴったりです。
今後は、人生の中で影響を受けた本や、自分の子どもに読んでもらいたい本、大好きなSF本などの縛りで定期的に本の紹介をしていきたいなあ、なんて勝手に思っています。
ただ、この特集に需要はあるのか?!笑
乞うご期待!