高齢者介護ってどんな活動してるの?
「青年海外協力隊って現地で何してるの?」とよく聞かれます。
正直よくわかんないですよね。
私も実際に派遣されるまで想像しかできなかった協力隊の活動内容。
なので、今回はそんな疑問にお答えしていこうと思います。
要請内容
私の場合、役場の職員として配属地域で暮らす高齢者の支援やレクリエーション活動の提案、町の診療所で健康増進活動を行うというものがメインの活動となっています。
(配属先の町役場↑)
実際には、タイ独自の政策である高齢者学校という取り組み(50歳以上の高齢者が無料で参加できる高齢者の生きがい支援&介護予防プロジェクトのようなもの)のなかで毎週、簡単な体操指導とレクリエーションの提供しています。
高齢者学校の取り組み
この高齢者学校という取り組み、最初は想像がつかなかったけれど実際にどのような物か見てみると…
5月~10月まで毎週決まった曜日に集まって、おじいちゃん、おばあちゃん達が料理や踊り、タイ伝統のヤードムやハーバルボールを作ったり伝統衣装の着方の練習…遺産相続や税金・救命処置について学ぶ講義、太極拳なんてのもありました。
授業内容を見てみても、なんだかとても楽しそうじゃないですか??
各授業の先生はもちろん地域で暮らす方々や地域の行政に関わっている職種の方々。
最初に参加させてもらった時は、「なんでわざわざ、制服を着てるんだろう?」と疑問も湧きましたが、そこはタイ人の気質(楽しいことが好き!見た目が大事!)なんだと思います。笑
自分が歳を取った時、こんな風に集まって友人たちとワイワイ言いながら再度学ぶことにチャレンジできるのはなんだかちょっとワクワクしませんか?笑
実際の活動
高齢者学校
(私も月1・2回、高齢者学校で授業の先生をさせてもらいました。)
ペットボトルを使った紙漉き布体操
習字(文化紹介)
折染め(モザンピークの同期が実施していてとても面白そうだったので高齢者学校でも実施しました。)
健康増進病院
他にも町の診療所で毎月1回、ミニ健康講座&介護予防体操教室の開催
訪問活動
看護師さんの訪問看護に同行し個人に合った介護方法の提案を継続して行っています。
保育園
それらと並行して高齢者分野とは関係ないのですが毎週1回、保育園で2歳~6歳までのちびっこ相手に先生をしています。
最初は専門外の活動のため戸惑いも多かったのですが気付けば元気いっぱいな子どもたちに癒されて今ではとても、いい息抜きになっています。
今後の事
今後は、今まで1年間実施してきた経験(上手くいかない事だらけでした…)を基に介護予防体操を通しての地域のコミュニティー作りを行っていく為に模索しているところです。
(最終的には地域の人たちが先生になって介護予防体操を継続してもらえるような仕組み作りまでできればなあと思ってます。)
またその様子はブログで経過を報告していきますね!(多分、またたくさん失敗して同僚たちの臨機応変さに助けられまくるんだろうな…苦笑)