体操から広げる地域の輪大作戦~体力測定・実践編~
こんにちは。
すっかり遅くなってしまいしましたが、以前書いてた介護予防体操の普及についての活動の経過が途中になってしまっていたので、徐々にアップしていこうと思います。
これまでの活動経過
過去の流れはこちらから↓
計画編
体操・動画製作編
目標決め・ アンケート
さて、なんとか体操作りと動画撮影も終わり、
6月から高齢者学校が始まった為、ボランティアが担当する第1回目の授業の最初に体力測定と目標決め、アンケートを行いました。
まず、こんなかんじの感じの目標設定シートに「今より健康になったら何をしたいか?」を考えて書いてもらい、
現在の健康状態を「とても健康・健康・健康ではない」の3つのうちでどれに当てはまるかの簡単なアンケートに〇をつけてもらいました。
体力測定
そして、次に体操開始前の状態を把握する為、約60名の高齢者に体力測定を実施することに。
一人では手が回らないので、役場の職員の方々にも事前に説明し、お手伝いして頂きました。
行った体力測定の項目は、
①上肢筋力を図る→Arm Curl test
②日常生活動作能力を図る→Timed up & go test
③下肢筋力を図る→Chair Stand test
本当は5項目を実施予定だったのですが、高齢者学校で体力測定を行うのが初めての試みで限られた時間で5項目すべてを行うのは難しいと(途中で、笑)判断しこの3項目となりました。
あと、Arm Curl testでは本来女性が約2.5㎏、男性が3㎏の重りを使用する事になっていますが、物品等も新しく購入することが難しく、500mlのペットボトルに水を入れて重りとして代用しています。
(正式な図り方ではないと思うのですが、とりあえず体操前と開始3ヶ月後測定結果の比較ができればOKとしました。)
体操開始
体力測定の翌週からは、毎週1回約20分間制作した体操を実施。
実際どのようにおこなっていったかと言うと、
1年目は自分自身が実際に前に立ち、つたないタイ語で体操指導をおこなってきていたのですが、 今回は、私ではなく高齢者クラブの責任者の方に事前に動画を見てもらって、体操指導を行ってもらいました。
(高齢者クラブの責任者の方がかなり盛り上げ上手なんです!)
全体で一度体操を行った後、こんな感じで責任者の方が何人かに声をかけ前へ来てもらいその人たちに前で実際に体操を行ってもらい指導を行ってくれていました。
(認知症予防の体操の実際の様子。)
町のクリニックでの体操教室
この高齢者学校での体操と並行して、
町のクリニックでの介護予防体操教室は継続して行うことに。
町のクリニックの体操に参加してくれている方々のほとんどが高齢者学校に参加しておらず、
高齢者学校生徒の平均年齢より+10歳ほど年齢層が上のため輪ゴムを編んで新聞紙で持ち手を作ったセラバンドを使った筋力低下予防体操を中心に行っていきました。
約15分の体操をおこなった後には、「しんどいねー」「いい運動になった」といった意見を参加者の方々から聞くことが出来ました。
(途中で疲れた!といってやめちゃう高齢者さんもいますが、その人の丁度いいペースで続けてもらえたらと思っています。)
まとめ
体操を展開する上で、地域の方々に自主性を持って貰うために任せられるところはお願いして、やってもらう事を意識して活動を進めてみました。
ブログにまとめて書くといい感じに纏まっていますが、
実際には6月の体力測定や体操開始時にトラブルがあったり、
人間関係がうまく行かずに、先が見えなくなって、やる気を失った時期もあります。笑
とりあえす、毎週続ける事を目標に地道にコツコツ続けてきましたが、その結果どうなったのかはまた次のブログ記事に書きたいと思います。