デイケア見学と草の根支援事業の報告会
1月でタイに来てちょうど1年。
中間報告や健康診断、
協力隊OGの方の活動先見学や、
バンコクで草の根支援事業の報告会に参加したりと、
任地から離れて、少しばかり忙しく過ごしていました。
前回の更新から暫く期間が空いてしまいましたが、1月の振り返りと活動の備忘録を兼ねて記録を残しておきます。
1月の活動記録
ポータラーム郡のデイケアセンター見学
元協力隊のKさん(作業療法士)の活動先の見学に、
JICAタイ事務所の調整員のYさんと
同じタイ派遣の栄養士Iさんと一緒に行かせて頂きました。
Kさんは協力隊活動終了後、自身でNPO法人を立ち上げ
今も協力隊で関わっていた任地の支援を継続されている方で、
たまたま任国事情という講義の講師として
二本松訓練所でお話を聞かせてもらっていました。
そんなKさんの元任地にあるデイケアセンターの様子や、
リハビリの必要な高齢者宅の訪問に同行させて頂き、
離床介助やレクリエーションのお手伝いに入らせていただきました。
デイケアの送迎車が日本で使われていた電動のゴルフカートだったり、
高齢者の介助を行っているボランティアさんが見事な開脚を披露してくれたり、
Kさんの活動を見学に来られていた順天堂大学の教授と
Kさんと同じNPOで活動されている元協力隊のSさん(栄養士)の講義中に、
なぜか急にパッタイが配られ始めて、
もうここで、こらえきれなくなり笑ってしまいました。
(タイ人のこうゆう所に本当にいつも和まされているし、大好きです!)
この日はとにかく、Kさんの周囲の人を活動に巻き込む上手さと、
任地の方々からの信頼の厚さに、
ただ、ただ、関心させられっぱなしの1日でした。
お忙しい中、私達の見学を受け入れて下さり有難うございました。
Kさんの立ち上げたNPO法人
Rehab-Care for ASIA↓
草の根支援事業報告会
バンコク都と福岡市の介護予防推進プロジェクト事業成果中間報告会にオブザーバーとして参加させて頂きました。
(端っこにちょっとだけ写り込んでます。笑)
この取り組みは、
タイの医療関係者や高齢者を支援するボランティアが
要介護状態や認知症予防について正しく理解し、
介護予防に対する基礎的な体制が構築できるよう支援する目的で実施されています。
当日会場には、
体操指導のトレーナーさん達
(っていっても50代~80代くらいの方々で地域のボランティアさん)
が招待されていて、
元気と活気(あと笑い)が溢れてました。
コグニサイズを取り入れた認知症予防の体操は面白い事が大好きなタイ人に大ウケ。
実際に見てた私達まですっかり笑顔になってしまいました。
(タイの高齢者の方々に和まされる場面にこの1年間、何度も助けられてきました。)
今年のレクリエーションに取り入れていきたいなあ。
(コグニサイズって何?って思った方はコチラ↓)
この中間報告では
草の根支援活動の今後の問題点として挙げられていた
「男性の活動への参加率の低さ」のお話を、
うんうんと頷きながら聞かせて頂きました。
同じように任地での高齢者向けの活動やイベントは
女性の参加率は高いものの男性の参加率は驚くほど低く、
人口の比率は男女ともに変わらないのに、どうしてなんだろう・・・と思っていました。
元々タイは女性の社会進出が日本よりも進んでいるように感じていて、
結婚後も働き続けるのが当たり前、職場に子どもを連れて来るのも良くある光景。
タイの女性はとてもパワフルで明るい人が多い。
タイの女性がパワフルすぎるのか?それとも男性が出不精なのか?
自分で活動を考えていたらつい女性目線になってしまうので、
男性を上手く巻き込む工夫も考えながら活動していかないと、
と考える良いきっかけとなりました。
1月の活動まとめ
1月は任地の外に出てお話を伺う機会が多くて、
普段の活動とはまた違った視点や刺激、気づきが得られた1カ月でした。
周りの人たちからは、
「1年経ったくらいから一気に活動が忙しくなった」
「2年目は気づけば任期が終わっていた」と、
”1年過ぎたら時の流れが速くなる説”を聞いていたので、
残った任期とタイ生活を一歩ずつ踏みしめながら大切に過ごしていこうと思ってます。